日本橋兜町『BANK』にて、限定・お菓子箱の販売スタート
〝金工× 菓子”
が織りなす
旅と宝物をテーマにした
EXHIBITIONに合わせて
限定・お菓子箱の販売が
はじまります。
一口食べるごとに世界に想いをはせてみれたり、どこか懐かしさも体験できるタイニーボックスです。
〈お菓子のものがたり〉
ラドゥ-Laddu-
世界ではじめて「砂糖」が精製され、
お菓子の歴史を紐とくには欠かせないインド。食文化と宗教が密接な関係にあり、「ラドゥ」も、ヒンドゥー教のお供えものとして生まれました。現地では材料も調理法も様々で種類豊富。焦がしバターでベサン粉(ひよこ豆の粉)を香ばしく炒め、きび砂糖で甘さの中に奥行きを出し創作しました。緑茶と合わせる豆の香りが口の中で解けることで和菓子を彷彿とさせるような体験もできます。
ハルヴァ-Halva-
古代メソポタミアで生まれ。今や中東を中心に幅広い地域で愛され、世界には数百種類ものハルヴァがあると言われています。糖衣に空気を含ませながら固めるその独特なレシピをベースに、私達の舌にも親しみのあるピーナッツを使い、スパイスを効かせて創作しました。パワーが欲しい日に、ちびちび食べ進めてみてください。
サブレ オ シトロン -Sablés au citron-
レモンを使うお菓子は、大陸越えても各地で親しまれているほど、お菓子の歴史をみても世界中の人々を魅力してきました。
今回は、瀬戸内から届いた有機栽培のレモンを使って分厚く焼き上げたサブレに、甘酸っぱいアイシングで爽やかに仕上げました。お茶と一緒に口に含むことで、隠れたアプリコットバニラジャムが顔を出し、奥行きある香りを楽しめます。
バーチ・ディ・ダーマ-Baci di dama-
19世紀のイタリア・ピエモンテ州トリノ発祥のクッキー生地でチョコレートをサンドした菓子で、その見かけが唇にみえることから、「マダムのキス」を意味するお菓子ともいわれています。材料として贅沢にヘーゼルナッツを使う背景には、当時アーモンドよりリーズナブルでかつ地域特産品だっことがあります。今回は、メープルを香らせたブロンドチョコレートをサンドして、香ばしさの中にほのかに塩味を感じるよう創作しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
EXHIBITION
日渓美佐江・鈴木文 作品展
テーマは「旅と宝物」。
日常を彩る、旅とともに紡がれた小さな宝物。旅先で出会った手作りの物、美しい景色、心がふっと和らぐひととき。
旅では、新しい感性に出会い、まるで自分の「好き」が少しずつ形作られていくかのよう。
その記憶がよみがえるとき、心地よさとともに、日常に小さな安らぎを感じます。
金工作家・日渓美佐江とパティシエール・鈴木文 、二人に共通して制作の裏側にある“旅”というインスピレーションと、そこから生まれた〝宝物〟をぜひお楽しみください。